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2017/05/15

【金相場】週末12日のNY金相場は、米国の政治的混乱や対ユーロでのドル安を受けた買いに支えられ上伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1227.70ドル(+3.50ドル)と、買いが優り3営業日続伸して取引きを終了。コミー前米連邦捜査局(FBI)長官の解任劇をめぐる政治的混乱を背景に安全資産としての金買い地合いが継続し、この日も序盤から堅調に推移した。トランプ大統領による釈明が大統領報道官らによる当初の説明内容と異なるなど、ホワイトハウスの公式説明の信用が揺らぐ中、トランプ氏による政権運営能力に懐疑的な見方が広がり、投資家のリスク選好意欲が減退。逃避需要が旺盛となったほか、米経済指標が冴えない内容だったことから、ドル安の流れを背景とした買いにも支えられ、相場は一時1231.60ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、取引き終盤にかけて週末を前にした持ち高調整や、利益確定の売りに押され、上げ幅をやや縮小する展開となった。

国内の金相場は、週末のNY市場では買いが優るも、未明に進んだ円高の流れを受けて上げを消化。買取ベースでは1gあたり4,794円(-5円)と、小幅ながら値を下げ反落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

05/15   4794円 (-5円)

05/12   4799円 (+7円)

05/11   4792円 (-2円)

05/10   4794円 (-1円)

05/09   4795円 (+16円)

05/08   4779円 (-53円)

04/28   4832円 (-14円)

04/27   4846円 (+16円)

04/26   4830円 (+2円)

04/25   4828円 (+11円)

直近10日間の金相場平均価格:4,809円/g



【パラジウム相場】週末12日のNYパラジウム相場は、ドル安や原油高の流れを受けて上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス803.50ドル(+4.55ドル)と、プラス圏で推移し、節目の800ドル台にのせて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日引け後に買い戻された流れを受けて、序盤より堅調に推移した。また、外為市場ではドル安が進んだ事による割安感や、原油相場の上昇も追い風となり上げ幅を拡大。相場は一時807ドル台まで値を伸ばした。ただ、その後は米経済指標が低調な内容となった事や、米国株の下落、週末を前にした持ち高調整売りからやや下押され、上値を重くした。

国内のパラジウムは、週末のNY市場では買いが優ったものの、為替要因から上げを相殺され反落。買取では1gあたり3,094円(-11円)と、3営業日ぶりに値を下げ、マイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/15   3094円 (-11円)

05/12   3105円 (+16円)

05/11   3089円 (+6円)

05/10   3083円 (-33円)

05/09   3116円 (-11円)

05/08   3127円 (+44円)

04/28   3083円 (+27円)

04/27   3056円 (+37円)

04/26   3019円 (+44円)

04/25   2975円 (±0円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,075円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1233.40ドル、パラジウムは808.55ドル、為替は1$113円37銭前後の値動きで推移しております。