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2014/09/03

《金相場》連休明け2日のニューヨーク金相場は大きく値を下げ続落。中心の12月物は1トロイオンス1265.0ドル(-22.40ドル)と、終値では6月11日ぶりとなるおよそ2ヶ月半ぶりの安値水準で取引きを終了。この日は外国為替市場でドルが主要通貨に対して上昇し、対円では1$105円台と、およそ8ヶ月ぶりの水準まで円安が進行。ドル建ての金は割高感から売られた事や、米の経済指標の1つISM製造業景況指数が市場予想を上回った事から、早期利上げ観測が意識され金は売り込まれた形に。また、ウクライナやイスラエル情勢で目立った材料がなく、地政学リスクへの警戒感が和らいだ事も相場を押し下げた要因に。ここ最近の金相場は、地政学リスクにより支えられ一時的に急伸する場面がある半面、米の早期利上げ観測が意識される良好な内容の経済指標が発表されると相場は圧迫され不安定な状態に。直近では1240ドル付近が下の目安となり、下回るようであれば更に水準を下げる可能性もあり注視が必要。

国内の金相場は海外相場の下落を映し4営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり4,585円(-36円)と、先週26日相場以来およそ1週間ぶりの安値水準となりました。

 


《パラジウム相場》連休明け2日のニューヨークパラジウム相場は最近の高値反動から値を下げ大きく反落。中心限月の12月物は1トロイオンス883.25ドル(-26.30ドル)と、中心終値では8月21日相場以来およそ2週間ぶりの安値水準で取引きを終了。この日は金をはじめ貴金属市場全般が軟調に推移。パラジウムも連日で直近高値を上抜くなど最近の急騰した高値反動から調整売りが出た事で、4営業日ぶりにマイナスに転じこの日の取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は最近急騰した反動から値を下げ反落。買取では3,186円(-59円)と6営業日ぶりに値を下げ、今週値を上げた2日間の上昇幅(+59円/g)を消し、先週末29日相場と同額まで値戻しました。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1268.50ドル、パラジウムは884.45ドル、為替は1$105円20銭前後の値動きで推移しております。