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2017/03/17

【金相場】16日のNY金相場は、FOMC以降に主要通貨に対してドル売りが優勢になったのを受け、割安感から買いを集め急反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1227.10ドル(+26.40ドル)と、1日の上げ幅では昨年6月24日相場ぶりの大きさとなり、中心終値ではおよそ2週間ぶり高値に戻して取引を終了。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、想定通り0.25ポイントの利上げが実施されたが、一部で予想されていたように、FOMCが金利見通しを引き上げることはなかった。このため外為市場ではドル売りに拍車がかかり、金は公表直後に急伸し1220ドル台まで値を伸ばした。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が前日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、緩和解除のペースは変わらないと再確認したことから安心感が広がったほか、過去12営業日中で11日下落し、およそ1ヵ月半ぶりの安値水準で推移していたこともあって、この日は安値拾いの買いなども入り、大きく買い戻される展開となった。

国内の金相場は、FOMC結果を受けたドル安からNY相場が急騰した事を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,778円(+11円)と、ここ最近の安値推移が一服し、およそ1週間半ぶりの高値に値戻す展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

03/17   4778円 (+11円)

03/16   4767円 (+30円)

03/15   4737円 (-15円)

03/14   4752円 (-15円)

03/13   4767円 (+11円)

03/10   4756円 (-8円)

03/09   4764円 (-3円)

03/08   4767円 (-34円)

03/07   4801円 (-29円)

03/06   4830円 (-15円)

直近10日間の金相場平均価格:4,772円/g


【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、FOMC後のドル安の流れを受けて買いが膨らみ大幅続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス766.65ドル(+21.20ドル)と、大きく値を伸ばし、先週8日相場ぶりの高値に戻して取引きを終了。前日引け後に公表されたFOMC内容が、市場予想よりややハト派寄りな内容となった事から外為市場ではドル売りが進行し、パラジウムは割安感から買いを集め時間外取引より急伸した。また、このところの売り過剰感から安値拾いが入りやすかったほか、金やプラチナもそれぞれ急伸した事が材料視され、通常取引開始後も堅調地合いを維持したパラジウムは、一時775ドル超まで上げ幅を拡大した。その後は、一部で利益確定売りが出た事や、株式相場を眺めて上値を重くするも、引き続きドル安が支えとなり、この日も買い優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、ドル安から買いが膨らんだNY相場高を映して続伸。買取では1gあたり2,954円(+6円)と、小幅ながら値を伸ばし、およそ1週間ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/16   2954円 (+6円)

03/16   2948円 (+59円)

03/15   2889円 (-43円)

03/14   2932円 (+6円)

03/13   2927円 (+6円)

03/10   2921円 (-81円)

03/09   3002円 (+16円)

03/08   2986円 (-6円)

03/07   2992円 (-10円)

03/06   3002円 (+5円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,955円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1229.55ドル、パラジウムは768.40ドル、為替は1$113円47銭前後の値動きで推移しております。