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2016/12/19

【金相場】週末16日のNY金相場は、前日付けた安値反動から短期的な戻りを見込んだ買いが入り上昇。中心限月の2月限は1トロイオンス1137.40ドル(+7.60ドル)と、反発しプラス圏で取引きを終了。この日は外国為替市場で、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げペースの加速見通しを受けたドル高が一服。ドルがユーロに対して急落した場面では、ドル建てで取引される金の割高感が後退したため、買い戻しが殺到し相場は一時この日の高値1143.20ドルまで急上昇した。 また、前日に中心終値としてほぼ10カ月半ぶりの安値を付けた反動から、短期的な戻りを見込んだ買いも押し上げ材料となった。ただ、高値圏では利益確定の売りや、持ち高調整などが出たことから上げ幅を削る展開となった。

国内の金相場は、週末のNY相場がプラスに転じた事を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,601円(+18円)と、反発しプラス圏での値動きとなりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

12/19   4583円 (+18円)

12/16   4583円 (-24円)

12/15   4607円 (+19円)

12/14   4588円 (-7円)

12/13   4595円 (+3円)

12/12   4592円 (+7円)

12/09   4585円 (-10円)

12/08   4595円 (+8円)

12/07   4587円 (+4円)

12/06   4583円 (-26円)

直近10日間の金相場平均価格:4,592円/g



【パラジウム相場】週末16日のNYパラジウム相場は、地政学リスクへの緊張や米国株の下げが意識され軟調地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス697.25ドル(-8.40ドル)と、続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅安となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より小安く推移した。また、発表された米国の経済指標(米住宅着工件数)が急激に低下したほか、中国が米海軍海洋調査船の無人潜水機を奪ったとの報道を受けた地政学リスクの緊張、米国株の軟調さが重しとなり下げ幅を拡大。一時680ドル台まで下げ幅を広げる場面もあった。ただ、その後はドル高が一服し、円やユーロなどに対して値を下げたほか、原油相場が急伸した事が支えとなり、下げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウムは、売りが優った週末のNY相場を映して軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,759円(-33円)と、本日貴金属では唯一のマイナス推移となり続落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

12/19   2759円 (-33円)

12/16   2792円 (-81円)

12/15   2873円 (+27円)

12/14   2846円 (+33円)

12/13   2813円 (-49円)

12/12   2862円 (+32円)

12/09   2830円 (+10円)

12/08   2819円 (-21円)

12/07   2840円 (-33円)

12/06   2873円 (+38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,831円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1140.55ドル、パラジウムは694.80ドル、為替は1$117円55銭前後の値動きで推移しております。