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2016/10/24

【金相場】週末21日のNY金相場は、新規取引材料に乏しい中、逃避需要や、持ち高調整を目的とした買いが入り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1267.70ドル(+0.20ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に反発して取引きを終了。この日は主要な米経済指標の発表などがなく新規の手掛かり材料が乏しい中、金商品はドル高・ユーロ安が進行したことに伴う割高感に相場を圧迫され序盤は軟調に推移した。ただ、金消費大国であるインドでは、月末のヒンズー教のお祭りに伴い現物需要が増加するとの観測や、米国株の弱気推移などを背景に逃避需要としての買いが入ったほか、週末を前にした持ち高調整目的の買いが支えとなり、結局プラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、週末のNY相場では小幅高に振れたものの、時間外取引の軟調さを映して小反落。買取ベースでは1gあたり4,532円(-4円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ4営業日ぶりに反落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

10/24   4532円 (-4円)

10/21   4536円 (+10円)

10/20   4526円 (+8円)

10/19   4518円 (+30円)

10/18   4488円 (-5円)

10/17   4493円 (-4円)

10/14   4497円 (-10円)

10/13   4507円 (+34円)

10/12   4473円 (-26円)

10/11   4499円 (+1円)

直近10日間の金相場平均価格:4,507円/g
 

【パラジウム相場】21日のNYパラジウム相場は、ドル高に相場を圧迫されたほか、軟調となった米国株が重しとなり売りが優勢に。中心限月の12月限は1トロイオンス620.75ドル(-12.10ドル)と、3営業日続落し、中心終値では7月上旬以来およそ3ヵ月半ぶりの安値で取引きを終了。この日のパラジウムは、安値拾いの買いが入った一方で、ドル買いの勢いに押され序盤は前日終値を挟んで推移するなど小動きとなった。しかしその後は、原油相場の下げや、米国株の弱気推移が意識され相場を圧迫。売りが進んだパラジウムは一時615ドル近辺まで値を下げる場面もあった。ただその後は、売り過剰感や、ドル買いの一服、原油相場の戻りを眺めてパラジウムも買い戻され、下げ幅を縮小する展開となった。

国内のパラジウムは、週末のNY相場が引き続き弱地合いとなった事を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,187円(-32円)と、直近では最長の5営業日続落となり、およそ3ヶ月半ぶり(7月12日相場来)の安値に値戻す展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/24   2187円 (-32円)

10/21   2219円 (-11円)

10/20   2230円 (-11円)

10/19   2241円 (-11円)

10/18   2252円 (-21円)

10/17   2273円 (+48円)

10/14   2225円 (-54円)

10/13   2279円 (+22円)

10/12   2257円 (-17円)

10/11   2354円 (-17円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,252円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1266.95ドル、パラジウムは627.60ドル、為替は1$103円92銭前後の値動きで推移しております。