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2016/10/20

【金相場】19日のNY金相場は、ドルの下落を背景に金連動型上場投資信託(ETF)の買いが活発となり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1269.90ドル(+7.00ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では3日相場以来およそ2週間半ぶりの高値で取引きを終了。この日は早朝まで外国為替市場でユーロが対ドルで買い戻され、ドル建てで取引される金商品は割安感から買いを誘い堅調に推移。また、発表された米住宅着工件数が減少となったほか、前日に発表された9月の消費者物価指数(CPI)のコア指数が市場予想を下回るなど低調となった事を背景に、利上げペースが緩やかになるのではとの観測も支援材料となり、一時1274ドル超まで上げ幅を拡大した。その後、為替相場が反転した後もチャート絡みの買いや、原油相場の上げ幅拡大などに支えられ、堅調地合いが継続する展開となった。 市場の注目は翌20日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会に集まっている。

国内の金相場は、引き続き堅調となったNY相場高を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,526円(+8円)と、小幅ながら続伸し、前日相場同様6日相場以来およそ2週間ぶりの高値継続となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

10/20   4526円 (+8円)

10/19   4518円 (+30円)

10/18   4488円 (-5円)

10/17   4493円 (-4円)

10/14   4497円 (-10円)

10/13   4507円 (+34円)

10/12   4473円 (-26円)

10/11   4499円 (+1円)

10/07   4498円 (-32円)

10/06   4530円 (+33円)

直近10日間の金相場平均価格:4,503円/g


【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、原油高や堅調となった株式相場を好感されるも、住宅着工件数の減少やドルの動きを眺めて売り買いが交錯。中心限月の12月限は1トロイオンス635.50ドル(-3.90ドル)と反落し、マイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場の流れや、ドル安の進行を受けて序盤は堅調に推移した。また、原油高や、金の上昇を眺めてパラジウムも買いを集めたが、発表された米住宅着工件数の減少が響き、売りに反転する展開となった。その後、堅調となった米国株や、原油相場が1年3ヵ月ぶり(2013年7月来)の高値圏で推移している事が好感されやや持ち直すも、ドルの戻りに押され、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、マイナスに転じたNY相場を映して軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,230円(-11円)と、前日と同額を値下げ、3営業日続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/20   2230円 (-11円)

10/19   2241円 (-11円)

10/18   2252円 (-21円)

10/17   2273円 (+48円)

10/14   2225円 (-54円)

10/13   2279円 (+22円)

10/12   2257円 (-17円)

10/11   2354円 (-17円)

10/07   2371円 (-27円)

10/06   2398円 (-32円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,288円/g

現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1274.30ドル、パラジウムは638.65ドル、為替は1$103円55銭前後の値動きで推移しております。