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2016/09/13

【金相場】週明け12日のNY金相場は、米の利上げ時期を巡り、取引き中は早期利上げへの警戒感から売りに押され引き続き軟調地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス1325.60ドル(-8.90ドル)と、マイナス圏で推移し、4営業日続落して取引きを終了。序盤の金相場は、前週末相場同様にFRBによる月内の利上げを警戒した売りが引き続き優勢となり軟調に推移した。また、外為市場では一時ドル買い・ユーロ売りが進行したことも金商品に割高感を与え、相場の下押し要因となった。ただ、取引き終了直前にブレイナードFRB理事が「金融引締めは慎重さが求められる」と指摘した事から、利上げに対する過度な警戒感が後退。売り押されていた金は再び買い戻され、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、引き続き軟調となった週明けのNY相場や、円高の進行からマイナス圏で推移。買取ベースでは1gあたり4,648円(-46円)と、直近では最長の5営業日続落となりました。


《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

09/13   4648円 (-46円)

09/12   4694円 (-9円)

09/09   4703円 (-15円)

09/08   4718円 (-3円)

09/07   4721円 (-7円)

09/06   4728円 (±0円)

09/05   4728円 (+54円)

09/02   4674円 (+17円)

09/01   4657円 (+10円)

08/31   4647円 (-1円)

直近10日間の金相場平均価格:4,692円/g


【パラジウム相場】週明け12日のNYパラジウム相場は、米の早期利上げ観測への警戒感や、軟調となった他貴金属につられ、引き続き軟調地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス656.70ドル(-22.70ドル)と、4営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前週末相場の流れを引き継ぎ、序盤より小安く推移した。また、9月の米利上げ観測への警戒感や、軟調に推移している他貴金属の値動きを眺めて、パラジウムも相場を圧迫された。一方、原油相場が上昇に転じた事や、米国株も大きく値を上げた事が下支えとなったほか、取引き終了直前にブレナード連邦準備制度理事会(FRB)理事が講演内で、利上げへの慎重姿勢を示した事から、引けにかけて持ち直す展開となった。

国内のパラジウムは、引き続き売りが継続した週明けのNY相場を映して軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,290円(-43円)と、前日と同額を値下げ4営業日続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/13   2290円 (-43円)

09/12   2333円 (-43円)

09/09   2376円 (-5円)

09/08   2381円 (-17円)

09/07   2398円 (+22円)

09/06   2376円 (+5円)

09/05   2371円 (+44円)

09/02   2327円 (-27円)

09/01   2354円 (-11円)

08/31   2365円 (-38円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,357円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金相場は1トロイオンス1334.25ドル、パラジウムは669.70ドル、為替は1$101円70銭前後の値動きで推移しております。