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2015/11/16

週末13日のNYパラジウム相場は、世界経済の先行き不安の台頭や、低調な内容となった米の経済指標、原油安、米の株式相場の下落を背景に売り地合いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス539.25ドル(-19.45ドル)と、3営業日続落し、中心終値では8月26日相場以来およそ3ヶ月ぶりの安値水準に戻して取り引きを終了。序盤のパラジウムは、値を下げた前日までの売り過剰感から安値拾いの買いが入り堅調に推移した。一方、発表された米の経済指標が軒並み冴えない内容となった事から、米の景気鈍化を意識した売りに押されたほか、世界経済の先行き不安の台頭も相場の圧迫材料となり売りが優勢に反転した。このほか、原油相場の下落や、米の株価下落、プラチナが一段安を付けるなど弱地合いが継続した事も売り要因となり、パラジウムはこの日も売りが優勢で取引を終えた。中心12月限の値動きは、高値565.20ドル、安値533.40ドル、終値539.25ドル。

今週5営業日のパラジウムは、前週に引き続き米の12月利上げ観測を背景に週始めより売りが活発化し、10日を除いて全日で売りが優勢となるなど調整地合いが継続した。週末終値(13日相場:539.25ドル)では、前週末6日終値(612.95ドル)に対して1トロイオンス-73.70ドル(-12%)と、5週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス573.94ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。

《NYパラジウム相場 先週の値動き(11月9日~11月13日)》

11/09   596.95ドル  (-16.00ドル)

11/10   597.80ドル  (+0.85ドル)

11/11   577.00ドル  (-20.80ドル)

11/12   558.70ドル  (-18.30ドル)

11/13   539.25ドル  (-19.45ドル)
※前週末6日終値比:1トロイオンス-73.70ドル(-12%)

5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス573.94ドル




国内のパラジウム相場は、引き続き売り地合いとなった海外相場安を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,279円(-70円)と、5営業日続落し、8月27日相場以来およそ2ヶ月ぶりの安値となるなど調整地合いが継続する展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/16   2279円 (-70円) ※最安値

11/13   2349円 (-65円)

11/12   2414円 (-97円)

11/11   2511円 (-11円)

11/10   2522円 (-65円)

11/09   2587円 (+65円)

11/06   2522円 (-75円)

11/05   2597円 (-71円)

11/04   2668円 (-91円)

11/02   2770円 (-6円) ※最高値

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2521円/g


11:40現在のパラジウムは539.05ドル前後の値動きで推移しております。