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2015/09/01

【金相場】週明け31日のNY金相場は、米の早期利上げ観測の思惑から小幅に値を下げ反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1132.50ドル(-1.50ドル)と、ほぼ横ばいながらマイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、買いが優勢となった週末相場への利益確定売りが出た事から、序盤は小安く推移。また、先週29日にフィッシャー米FRB副議長が、9月の利上げの可能性も残す発言をしたため、早期の金融引き締めに対する警戒感が再燃。これが金相場の重しとなり下げ幅を拡大した。売りが一巡後は、ドル安による割安感から買い戻されたほか、米欧の株式相場が軟調に推移した事や、原油相場が上げ幅を拡大し水準を切り上げた事から、金買いが再び活発化。一時前日終値を上抜き、この日の高値1136.30ドルまで上昇するも、引けにかけて上げ幅を縮小し、結局この日は小幅安で取引きを終えた。中心12月限の値動きは高値1136.30ドル、安値1125.00ドル、終値1132.50ドル。

国内の金相場は週明けのNY市場では小幅に下振れたものの、時間外取引の買戻しを映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,734円(+10円)と、3営業日続伸し、先週24日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

09/01   4734円 (+10円)

08/31   4724円 (+30円)

08/28   4694円 (+41円)

08/27   4653円 (-31円) ※最安値

08/26   4684円 (-43円)

08/25   4727円 (-127円)

08/24   4854円 (-46円)

08/21   4900円 (+62円) ※最高値

08/20   4838円 (+54円)

08/19   4784円 (-10円)

直近10日間の金相場平均価格:4,759円/g





【パラジウム相場】週明け31日のNYパラジウム相場は、ここ最近の下落に対する安値反動買いが継続した事や、原油相場が強気入りした事を背景に買い進められ続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス602.25ドル(+12.10ドル)と、節目の600ドルに回復し、中心終値では先月21日相場以来およそ1週間半ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅に値を伸ばした先週末の高値反動から利益確定売りに押されたほか、中国株の下落を警戒され序盤は軟調に推移した。その後、外為市場ではドルが主要通貨に対して軟調に推移した事から、ドル建てのパラジウムは割安感から買い戻され徐々に下げ幅を縮小。また、ここ最近の下落を受けた割安感や、今後の需給バランスを意識した買い持ち高整理から相場はプラス圏に反転した。このほか、OPECの減産思惑から原油相場が大幅続伸し、上伸した3日間の上げ幅が過去25年間で最大(+25%超)に達するなど強気入りした事も相場の支援材料となり、この日は21日相場ぶりに節目の600ドルに戻して取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値605.00ドル、安値579.05ドル、終値602.25ドル。

国内のパラジウムは引き続き買いが優勢となった週明けのNY相場を映して堅調に推移。買取では1gあたり2,446円(+48円)と、4営業日続伸し、再び2,500円圏内まで上伸。先月24日相場以来およそ1週間ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

09/01   2446円 (+48円)

08/31   2398円 (+11円)

08/28   2387円 (+200円)

08/27   2187円 (+11円)

08/26   2176円 (-130円) ※最安値

08/25   2306円 (-194円)

08/24   2500円 (-119円)

08/21   2619円 (+38円) ※最高値

08/20   2581円 (+43円)

08/19   2538円 (-70円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,414円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1140.15ドル、パラジウムは596.70ドル、為替は1$120円64銭前後の値動きで推移しております。