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2014/04/04

NY金相場は、米経済成長が加速している兆しを背景に、安全資産としての金買いが後退した事で反落。中心月の6月限は1トロイオンス1284.60ドル(前日比-6.20ドル)で取引を終了。ECB)ドラギ総裁が、低インフレに対して非伝統的措置を導入する事もあり得ると述べ、量的緩和策を検討していると表明。これを受け、為替相場のユーロ対ドルではユーロ売り・ドル買いが進み、ドル建てで取引される金は割高感から値を下げた形に。国内の金も本日値を下げ反落。買取では4,588円(-25円)と、週間では初めて値を下げました。今週5日間の国内金は、週初めより為替が円安・ドル高に推移した事で値を上げ1g+50円と大幅反発。4月1日より国内では消費税改定の関係で、大きく価格水準を切り上げ、その後2日間も堅調に値を伸ばし昨日は再び4,600円台へ。本日は反落し、5営業日では値を上げた日が4日、下げた日が1日と、値を上げた4日間の上げ幅は1gあたり+179円(+3.8%)。今週5営業日の金平均は4,563円と、先週5営業日平均(4494.4円)に対し+68.6円(+1.5%)となりました。

NYパラジウムは5営業日続伸。中心の6月限は788.85ドル(前日比+1.05ドル)で終了。依然として供給不安から強気で推移しているパラジウムは、一時790ドルを超えるなど堅調に推移。国内のパラジウムは円高に推移した事で前日比変わらずとなり、買取では2,786円(±0円)。今週5日間の国内パラジウムは、値を上げた日が4日、下げた日が0日、変わらなかった日が1日と、週初めより為替が円安・ドル高に推移した事からも値を上げ大幅反発。翌日4月1日より消費税改定の関係で、大きく価格水準を切り上げ、国内では2001年5月8日相場以来の高値を記録。その後2日間も堅調に値を伸ばし2,700円台を維持ながら、昨日は2001年5月1日以来国内ではおよそ12年ぶりの高値を再び更新。値を上げた4日間の上げ幅は1gあたり+203円(+7.2%)。今週5営業日のパラジウム平均価格は2738.8円と、先週5営業日平均(2657.8円)に対し+81円(+2.9%)と、消費税の兼ね合いからも一段高へ。需・供バランスの観点から現在パラジウムは高騰し高値圏で推移しておりますが、直近では高値警戒感から、一時的に利益確定売りが出る場合も。