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2015/05/20

【金相場】19日のNY金相場は最近の上昇を受けた利益確定売りや、ドル高を背景に売られ反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1206.70ドル(-20.90ドル)と、6営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。前日までに5日連続高と、中心終値ではおよそ3カ月ぶりの高値まで上伸していた反動から、時間外取引より金は利益確定を目的とした売りに押され軟調に推移。また、この日発表された米の経済指標(4月住宅着工件数・建設許可件数)が、それぞれ予想以上に良好な内容となったほか、欧州中央銀行(ECB)のクーレ専任理事が当面の国債買い取り増額に言及し、外国為替市場でユーロ売り・ドル買いが活発化したこともドル建ての金には割高感につながり、相場の重しとなった。このほか、翌日20日に控えた連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を見極めたいとした様子見から手じまい売りに圧迫された事や、原油相場が下落した事も材料視され、この日は6営業日ぶりにマイナス圏に沈下して取引きを終えた。

国内の金相場は利益確定売りが進んだ海外相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり5,011円(-28円)と、昨日に2月10日相場以来およそ3ヵ月ぶりの高値を付けた事から過熱感が一服し、6営業日ぶりにマイナスに転じました。

《5月現在の金相場価格推移(買取)》

05/20   5011円 (-28円)

05/19   5039円 (+24円) ※最高値

05/18   5015円 (+9円)

05/15   5006円 (+29円)

05/14   4977円 (+55円)

05/13   4922円 (+23円)

05/12   4899円 (-10円)

05/11   4909円 (+30円)

05/08   4879円 (-20円)

05/07   4899円 (+24円)

05/01   4875円 (-57円) ※最安値

本日まで5月の金相場平均価格:4948円/g





【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、ドル高進行を受けた売り圧力から2営業日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス775.15ドルと、前日比17.85ドル安で取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より軟調に推移。また、発表された米の住宅関連指数が予想を大きく上回る好結果となったほか、欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事による量的緩和ペース加速発言を受けて外為市場ではドル買い・ユーロ売りが活発化。ドル指数の上昇からパラジウムは割高感による売りが広がり下げ幅を拡大した。このほか、金をはじめ貴金属市場が総じて値を下げた事や、原油相場の下落が響き、この日は終始売りが優勢で推移した。

国内のパラジウム相場は、海外相場では続落するなど軟調に推移したものの、為替が円安・ドル高に振れた事を受けて反発。買取では1gあたり3,224円(+11円)と、昨日の下げ幅を戻してプラスに転じました。

《5月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》

05/20   3224円 (+11円)

05/19   3213円 (-11円)

05/18   3224円 (+38円)

05/15   3186円 (-22円)

05/14   3208円 (-10円)

05/13   3218円 (+5円)

05/12   3213円 (-59円)

05/11   3272円 (+75円) ※最高値

05/08   3197円 (-38円)

05/07   3235円 (+54円)

05/01   3181円 (±0円) ※最安値

本日までの5月のパラジウム相場平均価格:3216円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1210.15ドル、パラジウムは780.30ドル、為替は1$120円81銭前後の値動きで推移しております。