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2014/03/25

NY金相場は米のFRBの利上げ観測前倒しが改めて意識されて反落し、中心の4月限は1トロイオンス1311.20(前営業日比-24.8ドル)で取引を終了。先日のFOMC後のイエレン議長の発言を背景とする早期利上げ観測が高まった事を受け、一時1308.50ドルまで下落し、中心限月として2月20日以来、およそ1カ月ぶりの安値を付け、実需筋の買いも乏しく売りが優勢の展開に。

国内の金も本日大幅に値を下げ反落↓買取では4,496円と、前日比では1gあたり-76円の下落。金が4,500円を割って推移したのは先月20日以来、およそ1ヶ月ぶりとなっております。

パラジウム6月きりは小幅ながら3営業日続伸し、794.35ドル(+5.05ドル)で取引を終了。世界最大のパラジウム供給国である、ロシア・南アフリカの供給不足の懸念が高まっており、パラジウムは現在およそ2年6カ月ぶりの高値圈で推移しております。

国内では為替との兼ね合いにより、本日小反落↓買取では1gあたり2,693円(-6円)。昨日2001年5月以来の高値を記録したパラジウムは、直近10日間では最高値2,699円(3/12)、最安値2,594円(3/19)、平均2,638円と、現在一段高で推移しております。

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1313.25ドル、パラジウムは794.95ドル、為替は1$102円22銭前後の値動きとなっております。