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2014/03/20

NY金相場はウクライナ情勢を巡る警戒感が後退した事や、FOMCの声明を受けて3日続落↓1トロイオンス1341.30ドル(-17.70ドル)と、前日比-1.3%で取引を終了。金はウクライナ情勢や、FOMCの声明を前にポジションを手じまう形で序盤から軟調に推移。その後、FOMCが量的緩和の債券購入額を100億ドル縮小し、月550億ドルにする方針を決定し、来年に金利の引き上げを開始する可能性があると示唆した事を背景に、価値保存手段としての金買いが減退し売りが進んだ形に。また、会見でフォワードガイダンスを変更し、現在の指標である失業率-6.5%を撤廃し、より広範な経済指標を政策決定の際に参考とする考えを表明。

国内の金も本日値を下げ3日続落↓買取では1gあたり4,563円と、前日比-51円。先週までウクライナの情勢懸念から値を上げていた金は、今週に入り緊張が一時緩和された事で、市場の関心は次第にFOMCに移った事で利益確定売りから続落。週初めには国内ではおよそ9ヶ月ぶりの高値を記録し、買取では4,700円台まで上伸したものの、その後3日間値を下げ、下げ幅は1gあたり-145円と、率では-3%の下落となりました。今週4営業日の金平均価格は4636.7円と、先週5営業日平均(4653.6円)に対し-16.9円(-0.3%)となっております。

国内のパラジウムは為替が円安・ドル高に振れた事で反発し、買取では2,604円(+10円)と、再び2,600円台へ値を戻しました。今週4日間のパラジウムの値動きは、値を上げた日が1日、下げた日が2日、変わらずで推移した日が1日と、週初めより軟調に推移。昨日は10営業日ぶりに2,600円を割っており、本日は為替が円安・ドル高に推移した事で反発し、再び2,600円台へ価格をのせました。今週4日間のパラジウム平均相場は1g:2,607円と、先週5営業日平均2648.4円/gに対し1gあたり-41.4円と、率では-1.5%。   

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:35現在の金相場は1トロイオンス1332.95ドル、パラジウムは764.35ドル、為替は1$102円34銭前後で推移。