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2021/04/06

【金相場】連休明け5日のNY金相場は、ドル下落に伴う割安感から買いが入るも、米国株高の進行を受けた売りに相殺され、ほぼ横ばいでの値動きに。中心限月の6月限は1トロイオンス1728.80ドル(+0.40ドル)と、小幅ながら値を伸ばし3日続伸して取引きを終了。前週末2日に発表された米雇用統計が予想以上に堅調な結果となったことを受け、イースター(復活祭)連休明けのこの日はリスク選好ムードが拡大。安全資産とされる金塊に下押し圧力がかかり、相場は朝方にかけて小安い水準で推移した。しかし、主要な米株価指数が相次ぎ史上最高値を更新して寄り付くと、外国為替市場では調整のドル売りが台頭。これがドル建てで取引される金商品の割安感につながり、相場はプラス圏に切り返した。ただ、米サプライ管理協会(ISM)が午前に発表した3月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)が過去最高水準となり、午後も株高が進行する中で、金相場は徐々に上げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、連休明けのNY相場は小幅高で推移し上伸するも、為替が円高に傾斜した事を受け反落。買取ベースでは1gあたり6,676円(-15円)と、4営業日ぶりに値を下げ、前日に付けた約1ヶ月半ぶり(2月25日来)の高値から反落となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

04/06  6,676円 (-15円)

04/05  6,691円 (+18円)

04/02  6,673円 (+51円)

04/01  6,622円 (+105円)

03/31  6,517円 (-59円)

03/30  6,576円 (-68円)

03/29  6,644円 (+36円)

03/26  6,608円 (-9円)

03/25  6,617円 (+42円)

03/24  6,575円 (-62円)

10日間の金相場平均価格:6,620円/g


【パラジウム相場】連休明け5日のNYパラジウム相場は、好調な米雇用統計を受けてリスク選好の株高・ドル安が支援要因となるも、利確売りも出やすかった事で横ばいでの値動きに。中心限月の6月限は1トロイオンス2654.70ドル(-1.10ドル)と、小幅ながら4営業日ぶりに反落して取引きを終了。欧米の製造業景気指数の堅調さや、米国の財政出動拡大を背景に、連休前1日相場では買いが進み、中心終値では約1年1ヶ月ぶり(2020年2月28日相場来)の高値を付けた3月26日相場(2676.10ドル)ぶりの高値に戻すなど堅調となった。そうした中、連休明けのこの日は利益を確定する動きが出やすかった事で、時間外取引より売りが先行し安寄り。また、原油相場の下げが重しとなり一時2620ドルまで値を落とす場面もあった。しかし、2日に発表された米国雇用統計が予想以上に堅調な結果となったほか、米供給管理協会(ISM)が発表した3月の非製造業総合景況指数は、統計史上最高となるなど、米国の景気回復の進展が確認され株価が急伸。軒並み過去最高値を更新するなど一段高となった事から投資家のリスク選好が強まり、パラジウムも買い戻される展開に。午後は急速に下げ幅を縮小し、結局、連休前の終値水準に値戻して取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、連休明けのNY相場がマイナス圏に沈下したほか、為替が円高に傾斜した事を受け上値追いが一服。買取では1gあたり10,274円(-72円)と、5営業日ぶりに反落し、前日に記録した約1年1ヶ月ぶり(2020年2月28日相場以来)の高値から値を落とす展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/06  10,274円 (-72円)

04/05  10,346円 (+39円)

04/02  10,307円 (+154円)

04/01  10,153円 (+192円)

03/31  9,961円 (+220円)

03/30  9,741円 (-517円)

03/29  10,258円 (+209円)

03/26  10,049円 (+17円)

03/25  10,032円 (+148円)

03/24  9,884円 (-104円)

10日間のパラジウム相場平均価格:10,101円/g


12:00現在の金相場は1トロイオンス1738.35ドル、パラジウムは2665.90ドル、為替は1$110円34銭前後の値動きで推移しております。