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2019/06/20

【金相場】19日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定を目前に控えて、様子見ムードが広がり横ばい圏での値動きに。中心限月の8月限は1トロイオンス1348.80ドル(-1.90ドル)で取引きを終了。今月末開催の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、米中首脳会談が開かれる見通しとなったことを受け、安全資産とされる金は早朝にかけて軟調に推移した。しかし、午後にFRBが公表する連邦公開市場委員会(FOMC)声明と、FOMC参加者による景気・金利見通し、さらにはパウエルFRB議長による記者会見での発言を見極めたいとの思惑が強まったため、次第に買い戻しが入り、じりじりと下げ幅を縮める展開となった。FRBが午後に公表したFOMC声明は、これまで「忍耐強く」据え置くとしていた政策金利について、年内に引き下げに動く公算が大きいことを示唆。これを受けて、米長期金利が低下し、ドル売りが活発化する中、金利を生まない資産である金商品は買われ、一時1360ドル超まで上昇した。

国内の金相場は堅調な展開を維持して3日上伸。買取ベースでは1gあたり5,046円(+20円)と、2月26日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値を付け、一段高となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

06/20  5046円 (+20円)

06/19  5026円 (+23円)

06/18  5003円 (+2円)

06/17  5001円 (-5円)

06/14  5006円 (+28円)

06/13  4978円 (+20円)

06/12  4958円 (+1円)

06/11  4957円 (-28円)

06/10  4985円 (+10円)

06/07  4975円 (+11円)

直近10日間の金相場平均価格:4,994円/g


【パラジウム相場】19日のNYパラジウム相場は、投資家のリスク選好意欲の高まりや、ドル安の進行、年内利下げ観測が追い風となり急伸。中心限月の9月限は1トロイオンス1492.60ドル(+19.30ドル)と、3月26日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値を更新し、1500ドル圏内まで上昇して取引きを終了。この日のパラジウムは、一段高となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より買いが先行した。また、今月末開催の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、米中首脳会談が開かれる見通しとなったことを受け投資家心理が改善。リスク選好意欲の高まりや、需給バランスの観点、ドル安進行やテクニカルな買いが入り、相場は一段と上げ幅を拡大した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策決定を午後に控えて、やや様子見ムードが広がるも買い地合いは継続し、そのまま高値圏で取引きを終えた。現在価格水準を切り上げて推移しているパラジウムは、月間ではこの日までに+161.60ドル(+10.8%)となった。

国内のパラジウムは、引き続き堅調となったNY相場を映して上伸。買取では1gあたり5,557円(+17円)と、3月27日相場(約3ヶ月)ぶりの高値を更新し、価格水準を切り上げる展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/20  5,557円 (+17円)

06/19  5,540円 (+108円)

06/18  5,432円 (±0円)

06/17  5,432円 (+59円)

06/14  5,373円 (+103円)

06/13  5,265円 (+76円)

06/12  5,189円 (+43円)

06/11  5,146円 (+70円)

06/10  5,076円 (+49円)

06/07  5,027円 (+70円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,304円/g


13:50現在の金相場は1トロイオンス1380.55ドル、パラジウムは1499.70ドル、為替は1$107円65銭前後の値動きで推移しております。