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2019/03/01

【金相場】28日のNY金相場は、米GDPの伸びが市場予想を上回ったことを受け軟調な展開に。中心限月の4月限は1トロイオンス1316.10ドル(-5.10ドル)と、売り優勢で取引きを終了。米商務省が28日発表した18年10~12月期の実質GDPは、年率換算で前期比2.6%増と、市場予想の2.3%増を上回った。これを受けて、米景気に対する過度の懸念が後退したことから、投資家のリスク回避姿勢が後退。また、対ユーロで軟化していたドルがGDP統計の発表を受けて強含みに転じ、ドル建てで取引される金の割安感が薄れたことも売り材料となり金は相場を圧迫された。ただ、米朝首脳会談で北朝鮮の非核化を巡り合意に至らず、地政学リスクを意識した買いが入ったほか、冴えない中国経済指標を受け同国経済の先行きに懸念が広がったことから買い支えも入り、金相場は下げ渋る展開となった。

国内の金相場は、NY相場では売り優勢となったものの、為替が円安に傾斜した事を受けて小幅上昇。買取ベースでは1gあたり5,029円(+1円)と、横ばい圏ながらプラス圏で推移し小反発しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

03/01  5029円 (+1円)

02/28  5028円 (-18円)

02/27  5046円 (-15円)

02/26  5061円 (+5円)

02/25  5056円 (+26円)

02/22  5030円 (-61円)

02/21  5091円 (+9円)

02/20  5082円 (+56円)

02/19  5026円 (+18円)

02/18  5008円 (+31円)

直近10日間の金相場平均価格:5,046円/g


【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、前日の下げに対する買い戻しや、米GDP結果を好感した買いが入り上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス1501.50ドル(+24.30ドル)と大幅反発し、再度大台の1500ドル台に戻して取引きを終了。このところの高値反動から、利益確定売りが優勢となった前日相場の反動を受け、序盤より買い戻しが入り堅調に推移した。また、この日発表された10-12月期の米国内総生産(GDP)成長率が、市場予想を上回り良好な結果となった事から、投資家のリスク選好意欲が回復。パラジウムにも買いが入り上げ幅を拡大した。その後、米GDP結果を受けたドル高進行から、やや上値を抑えられる場面もあったが、供給逼迫への先行き不安から買い支えが入り、そのまま高値圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、安値反動から大幅反発したNY相場を映して上昇。買取では1gあたり5,924円(+65円)と、プラス圏に転じ反発しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

03/01  5924円 (+65円)

02/28  5859円 (-92円)

02/27  5951円 (+33円)

02/26  5918円 (+189円)

02/25  5729円 (+102円)

02/22  5627円 (-81円)

02/21  5708円 (+65円)

02/20  5643円 (+97円)

02/19  5546円 (+124円)

02/18  5373円 (+49円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,733円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:05現在の金相場は1トロイオンス1317.10ドル、パラジウムは1506.75ドル、為替は1$111円66銭前後の値動きで推移しております。