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2018/11/07

【金相場】6日のNY金相場は、米中間選挙の行方に注目が集まる中、売りが優り3営業日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1226.30ドル(-6.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日朝に投票が始まった米中間選挙は、与党共和党が連邦議会の多数派を維持できるかどうかが焦点。未明ごろからは選挙をめぐる先行き不透明感を背景に安全資産を物色する流れが優勢となり、金相場はじりじりと上昇、早朝には一時1287ドル超の高値を付けた。しかし、買い一巡後は売り優勢に反転。米国株が上昇し投資家のリスク選好意欲が高まったほか、ドル高にも圧迫されマイナス圏に沈下した。今回の選挙は、トランプ政権に対する「信任投票」の様相を呈しており、各世論調査・情勢分析通りに野党民主党が下院を奪還すれば任期後半の政策運営が困難となり、金商品にとっては追い風となりそう。ただ、選挙結果を見極めたいとした動きも強かった。また、7、8両日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)にも注目が集まっている。

国内の金相場は、売り優勢となったNY相場を映して小幅安に。買取ベースでは1gあたり4,798円(-2円)と、横ばい圏ながら小幅に値を下げ続落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

11/07  4798円 (-2円)

11/06  4800円 (-12円)

11/05  4812円 (+22円)

11/02  4790円 (+65円)

11/01  4725円 (-29円)

10/31  4754円 (-6円)

10/30  4760円 (+12円)

10/29  4748円 (-15円)

10/26  4763円 (+5円)

10/25  4758円 (-7円)

直近10日間の金相場平均価格:4,771円/g


【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する反動から利益確定売りに押され5営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1095.30ドル(-26.30ドル)と、前日の最高値水準からマイナス圏に転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は小高く推移した。一方、外国為替市場ではドル高に振れる場面では相場を圧迫されたほか、前日には高値圏に再浮上するなど、このところの連騰を受けて利益を確定する動きが出やすかった事も売り材料となり相場は反転。株高など市場ではリスクオンに流れるも、この日のパラジウムは5営業日ぶりに反落して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、利確売りに押され高値一服となったNY相場を映してマイナス圏へ。買取では1gあたり4,320円(-49円)と、5営業日ぶりに値を下げ前日までの連騰が一服。前日には10月24日に記録した過去最高値(約17年9ヶ月ぶり)と並び一段高となるも、本日はマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/07  4320円 (-49円)

11/06  4369円 (+65円)

11/05  4324円 (+97円)

11/02  4207円 (+54円)

11/01  4153円 (+6円)

10/31  4147円 (-33円)

10/30  4180円 (-21円)

10/29  4201円 (-11円)

10/26  4212円 (-81円)

10/25  4293円 (-76円)

10/24  4369円 (+65円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,239円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:45現在の金相場は1トロイオンス1231.20ドル、パラジウムは1104.55ドル、為替は1$113円17銭前後の値動きで推移しております。