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2018/07/30

【金相場】週末27日のNY金相場は、発表された第2四半期の米実質GDP速報値を受けたドル高の流れに圧迫され3日続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1223.10ドル(-1.60ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日発表された4~6月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率で約4年ぶりの高い伸びとなった事で、外国為替市場ではドル買いが先行。加えて、米連邦準備理事会(FRB)が緩やかな利上げを続けるとの観測から金は序盤より相場を圧迫され軟調となった。ただ売りが一巡すると、週末を控えた持ち高調整買いや、ドルの反落、株式相場の下落を背景に金を買い戻す流れとなり、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。

国内の金相場は、週末のNY相場が小安く推移した流れを映してマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり4,681円(-9円)と、小幅ながら値を下げ続落しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

07/30  4681円 (-9円)

07/27  4690円 (-19円)

07/26  4709円 (+5円)

07/25  4704円 (+6円)

07/24  4498円 (-22円)

07/23  4720円 (-24円)

07/20  4744円 (-25円)

07/19  4769円 (-7円)

07/18  4776円 (-27円)

07/17  4803円 (-34円)

直近10日間の金相場平均価格:4,729円/g


【パラジウム相場】週末27日のNYパラジウム相場は、発表された米実質国内総生産(GDP)が堅調な伸びとなり、ドルへの先高観が意識されたほか、利確売りや株安・原油安が意識され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス918.50ドル(-15.10ドル)と、6営業日ぶりに反落して取引きを終了。前日には約2週間(12日相場)ぶりの高値まで上昇するなど連騰していた反動から、この日は利益確定売りも出やすく序盤より売りが先行した。また、発表された4-6月期の米国内総生産(GDP)が、約4年ぶりの高い伸びとなった事で、ドルの先高観や利上げペースの拡大観測が浮上。ドル建てのパラジウムは割高感が意識されたほか、金利上昇が企業収益を圧迫するとの見方が広がった事も、下押し要因となった。また、原油安や株安、週末を控えた持ち高調整もあって、週間では初めてのマイナス推移となり上昇が一服した。

国内のパラジウムは、利益確定売りが出た週末のNY相場を映してマイナス圏へ。買取では1gあたり3,505円(-16円)と、値を下げ続落しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

07/30  3505円 (-16円)

07/27  3521円 (-27円)

07/26  3528円 (+76円)

07/25  3472円 (±0円)

07/24  3472円 (+86円)

07/23  3386円 (+33円)

07/20  3353円 (-141円)

07/19  3494円 (-32円)

07/18  3526円 (±0円)

07/17  3526円 (-119円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,480円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1226.05ドル、パラジウムは925.30ドル、為替は1$111円12銭前後の値動きで推移しております。