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2014/11/19

【金相場】18日のNY金相場は反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1197.10ドル(+13.60ドル)と、中心終値では10月30日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日は外為市場でドルがユーロに対して軟調に推移した事から、金は割安感から買いが先行し堅調に推移。また、ロシアが外貨準備における金保有を拡大させたことを受け相場は急伸。一時1200ドル超まで買いが加速するなど一段高をつけた。その後、ドルが下げ止まった事から金は上げ幅を縮小したものの、結局終値では先月30日相場以来およそ3週間ぶりの高値を回復して取引きを終えた。
ロシアが外貨準備における金保有を拡大。同国中央銀行は18日、今年に入り同中銀がおよそ150トンの金を買い増した事を明らかにした。これを受け、現物需要の回復で今年に入ってからの相場下落に歯止めがかかるとの観測が広がった。

国内金相場は海外相場の上昇や、為替が円安に振れた事から4営業日続伸。買取ベースでは1gあたり4,803円(+55円)と、連日で年初来高値を更新。昨年5月15日相場(4,878円/g)以来およそ1年6か月ぶりの高値まで上伸し、同日ぶりに4,800円台を回復しました。

≪11月現在の金相場価格推移(買取ベース)≫

11/19 4803円 (+55円)※最高値

11/18 4748円 (+11円)

11/17 4737円 (+111円)

11/14 4626円 (+18円)

11/13 4608円 (-17円)

11/12 4625円 (+55円)

11/11 4570円 (-32円)

11/10 4602円 (+76円)

11/07 4526円 (+14円)

11/06 4512円 (-57円)※最安値

11/05 4569円 (+20円)

11/04 4549円 (+32円)

本日までの11月金平均価格相場:4,623円/g




【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は反発。中心限月の12月限は1トロイオンス776.70ドル(+8.00ドル)と、中心終値では4日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の貴金属市場は外為市場でドルがユーロに対して軟調に推移した事から総じて堅調に推移。パラジウムはこの日発表された11月の独ZEW景況感調査(期待指数)、ユーロ圏の景況感調査が共に大きく上昇した事をきっかけに買いが先行。その後発表された米の経済指標が良好な内容となった事や、金・プラチナの上昇を眺めパラジウムも堅調に推移し、プラス圏でこの日の取引きを終えた。終値では今月4日相場以来およそ2週間ぶりの高値となった。

国内のパラジウム相場は3営業日続伸。買取では1gあたり3,094円(+32円)と、直近高値の月初(4日相場)を上抜いて、9月19日相場以来2カ月ぶりの高値を更新するなど一段高へ。買取では再び3,100円圏内まで上昇しました。

≪11月現在のパラジウム相場価格推移(買取ベース)≫

11/19   3094円 (+32円)※最高値

11/18   3062円 (+16円)

11/17   3046円 (+6円)

11/14   3040円 (-11円)

11/13   3051円 (+5円)

11/12   3046円 (+54円)

11/11   2992円 (-10円)

11/10   3002円 (+37円)

11/07   2965円 (-5円)※最安値

11/06   2970円 (-59円)

11/05   3029円 (-60円)

11/04   3089円 (+173円) 

本日までの11月パラジウム平均価格相場:3,032円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金は1トロイオンス1194.55ドル、パラジウムは771.40ドル、為替は1$117円12銭前後の値動きで推移しております。