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2014/11/06

【金相場】5日のニューヨーク金相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1145.70ドル(-22.0ドル)と6営業日続落し、中心終値では2010年4月下旬以来およそ4年半ぶりの安値で取引きを終了。この日の金相場は外為市場でドルが対円で7年ぶりの高水準に達するなど、ドルが各主要通貨に対し上昇した事から相場を圧迫。また、米中間選挙で野党・共和党が上院でも過半数を獲得した事を好感され株式相場が上昇。株式に資金が流入する一方で、安全資産とされる金の売り圧力が一段と強まった事で、この日もマイナス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は海外相場が軟調に推移した事を映して3営業日ぶりに反落。買取ベースでは1gあたり4,512円(-57円)と前2営業日の上げ幅を戻し、3営業日ぶりにマイナスへ転じました。直近10日間の値動きは以下の通り。

≪直近10日間の金相場価格推移≫

11/06   4512円 (-57円)※最安値

11/05   4569円 (+20円)

11/04   4549円 (+32円)

10/31   4517円 (-35円)
 
10/30   4552円 (-20円)

10/29   4572円 (+24円)

10/28   4548円 (-23円)

10/27   4571円 (-8円)

10/24   4579円 (±0円)※最高値

10/23   4579円 -13円)

直近10日間の金平均価格:4,555円/g




【パラジウム相場】5日のニューヨークパラジウム相場は大きく値を下げ続落。中心限月の12月限は1トロイオンス757.85ドル(-32.80ドル)と、先月20日相場以来およそ2週間ぶりの安値水準に値戻して取引きを終了。この日の貴金属市場はドル高を背景に相場を圧迫され総じて軟調に推移。パラジウムも最近上昇した高値反動から利益確定売りが出た事や、ドルが各主要通貨に対し一段高で推移した事から相場を圧迫。また、この日発表されたユーロ圏の経済指標(小売売上高)が大きく落ち込んだ事や、米の10月ISM非製造業景況指数が市場予想を下回った事も下押し材料となり、2営業日続落してこの日の取引きを終えた。
先日、欧州委員会は2014、15年のユーロ圏成長率見通しを下方修正し、同時にドイツ・フランス・イタリアの成長予想も引き下げた事で、ユーロ圏経済の脆弱さが浮き彫りになった。また、インフレ率はECBが目標としている2%には届かず、低インフレの状況が依然続くとの予想を示した。今夜、ECBは定例政策委員会を開き、今後の政策方針を示す予定。


国内のパラジウム相場は、海外相場が軟調に推移した事を映し2営業日続落。買取では1gあたり2,970円(-59円)と、3営業日ぶりに3,000円を割って推移しました。直近10日間の値動きは以下の通り。

≪直近10日間のパラジウム相場価格推移≫

11/06   2970円 (-59円)

11/05   3029円 (-60円)

11/04   3089円 (+173円)※最高値

10/31   2916円 (-16円)

10/30   2932円 (+11円)

10/29   2921円 (+43円)

10/28   2878円 (±0円)

10/27   2878円 (-11円)

10/24   2889円 (+70円)

10/23   2819円 (-16円)※最安値

直近10日間のパラジウム平均価格:2,932円/g



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金は1トロイオンス1144.85ドル、パラジウムは760.05ドル、為替は1$114円85銭前後の値動きで推移しております。