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2014/11/04

【31日 金相場】先週末31日のニューヨーク金相場は続落。中心限月の12月物は1トロイオ ンス1171.60ドル(-27.0ドル)と、ドルが主要通貨に対し急伸した事を背景に3営業日続落し、中心終値では2010年7月29日相場以来およそ4年3カ月ぶりの安値で取り引きを終了。この日の金相場は前日に大きく値を下げた流れを継いで序盤から軟調に推移。途中、予想外の日銀の追加金融緩和や、年金積立金管理運用独立法人(GPIF)の新たな資産構成を受けて、円売り・ドル買いが一段と加速。円が対ドルでほぼ7年ぶりの安値に下落し、ドルは対ユーロでも買われ一時2年2カ月ぶりの高値を付けるなど、各主要通貨に対して急伸した。このため、ドル建てで取引される金は割高感から終始売りが優勢となり、一段と下げ幅を拡大。また、米株式相場が堅調に推移した事や、この所の原油価格の下落からインフレ抑制との観測が広がっている事も金相場の下押し材料となり、結局終値では2010年7月29日相場以来およそ4年3カ月ぶりの安値をつけてこの日の取り引きを終えた。

先週末(31日)のNY金相場は、前週末(24日)終値比 1トロイオンス-60.2ドル(約-4.8%)と、米のFOMC声明が想定よりもタカ派的な内容となったと市場で受け止められた事や、日銀の追加金融緩和によるドルの上昇を背景に、先週に続き2週連続でマイナスで越週となりました。5営業日(27日~31日) の金平均価格は1トロイオンス1210.76ドルと、前週平均比(20日~24日 :1240.56ドル)では、-29.8ドル(-2.4%)。


《NY金相場 先週の値動き(27日~31日)》

10/27   1229.30ドル (-2.50ドル)

10/28   1229.40ドル (+0.10ドル)

10/29   1224.90ドル (-4.50ドル)

10/30   1198.60ドル (-26.30ドル)

10/31   1171.60ドル (-27.00ドル)
※前週末比:1トロイオンス-60.20ドル(約-4.8%)

(5営業日の金平均価格:1トロイオンス1210.76ドル)




【3日 金相場】週明け3日のニューヨーク金相場は小幅続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1169.80ドル(-1.8ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ取引きを終了。この日の金相場は前週末の下落が一服し、週末終値を挟んだ展開になった中、最近の安値反動からの買いや、米株式相場が軟化した事も安全資産としての金相場を下支えした一方、この日発表された米の経済指標(10月ISM 製造業景況指数)が良好な内容となった事でドル買いが一段と加速。ドルが各主要通貨に対し一段高で推移した事で、ドル建ての金も相場を圧迫され売りが優勢となった。


連休明けの国内金相場は為替市場でドル高・円安が加速した事から上昇。買取ベースでは1gあたり4,549円(+32円)と、反発しプラスに転じました。



現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1166.90ドル前後の値動きで推移しております。