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2017/04/21

【金相場】20日のNY金相場は、外国為替市場や欧米株式市場の値動きを眺めて売り買いが交錯。中心限月の6月限は1トロイオンス1283.80ドル(+0.40ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小反発して取引きを終了。この日の金相場は、利益確定売りに押された前日相場の安値反動から序盤より買い戻しが入り小高く推移した。また、外為市場では未明からドル安・ユーロ高が進行し、金は割安感からが買い入りやすかったほか、チャート絡みの買いも見られ堅調な動きとなった。ただ、投資家のリスク選好意欲が回復して欧米株が全面高となる中、安全資産とされる金の需要が後退したため、途中売り押される場面もあった。20日は日米財務相会談や20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれるほか、23日にはフランス大統領選の第1回投票が予定されているため、市場では動意に欠け様子見ムードも強かった。

国内の金相場は、小幅ながらプラスに転じたNY相場や為替要因から上昇し反発。買取ベースでは1gあたり4,827円(+27円)と、反発し、再度高値圏へ値戻す展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

04/21   4827円 (+27円)

04/20   4800円 (-18円)

04/19   4818円 (+2円)

04/18   4816円 (-10円)

04/17   4826円 (-4円)

04/14   4830円 (+8円)

04/13   4822円 (+7円)

04/12   4815円 (+27円)

04/11   4788円 (-16円)

04/10   4804円 (+26円)

直近10日間の金相場平均価格:4,815円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、地政学リスクの後退や、欧米株の上昇、トランプ政権の政策期待が好感され急伸。中心限月の6月限は1トロイオンス802.90ドル(+27.30ドル)と、大きく値を伸ばし、再度節目の800ドル台に戻して取引きを終了。このところの売り過剰感から、買い戻しが入った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移。また、地政学リスクがやや和らいだ事による安心感や、外為市場ではドル安に振れた事も割安感に繋がり相場は上昇した。このほか、欧州株の上昇に加え、ムニューシン米財務長官による大規模な税制改革案の言及や、良好な企業決算を受けて米国株も急伸。ナスダックでは過去最高値を更新するなど、投資家のリスク選好意欲が回復した事もプラス要因となり、一気に上げ幅を拡大したパラジウムは再度800ドル台にのせる展開となった。

国内のパラジウムは、急伸したNY相場高や円安要因から大きく値を伸ばし上伸。買取では1gあたり2,975円(+102円)と、1日の上げ幅では年初来最大の1月23日相場(+114円/+3.7%)に次いで2番目の大きさとなり、ここ最近の安値圏から切り返す展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

04/21   2975円 (+102円)

04/20   2873円 (+27円)

04/19   2846円 (-65円)

04/18   2911円 (-32円)

04/17   2943円 (-32円)

04/14   2975円 (+5円)

04/13   2970円 (-38円)

04/12   3008円 (+22円)

04/11   2986円 (-54円)

04/10   3040円 (-6円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,953円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1282.65ドル、パラジウムは801.40ドル、為替は1$109円26銭前後の値動きで推移しております。