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2014/06/10

《金相場》週明け9日のNY金相場は反発。中心の8月物は1トロイオンス1253.90ドルと、前週末比+1.40ドルで取引きを終了。取引材料が乏しく様子見ムードが強い中、前営業日の下げた反動や、持ち高調整目的の買いが入った事もあり、金はプラス圏でこの日の取引きを終了。

国内の金は為替が円高・ドル安に振れた事で小幅ながら反落。買取ベースでは1gあたり4,422円(-5円)と、6営業日ぶりに値を下げました。

 

《パラジウム相場》NYパラジウム相場は、5営業日ぶりに反落。取引き中心の9限月は1トロイオンス841.60ドル(-2.65ドル)で取引きを終了。パラジウムは前営業日に直近高値(2011年2月以来およそ3年3ヶ月ぶり)を更新するなど、最近の高騰による反動から、一時的に調整が入った事で値を下げた形に。南アフリカで長期化している労働者ストによる供給問題が深刻化されており、昨日9日南ア政府が間に入り行われた、労働組合と会社側との協議調停が不調に終わった事で、依然として先行きは不透明。

国内パラジウム相場も値を下げ反落。買取では2,954円(-11円)と、7営業日ぶりに下げに転じました。昨日国内では直近高値を更新し、過去13年来(2001年4月相場)の高値を記録するなど高騰しているパラジウムは、年初来から本日までに1gあたり+539円(+18.2%)の上伸。5月23日相場以降買取りでは2,900円台で推移するなど現在一段高となっております。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:50現在の金は1トロイオンス1254.25ドル、パラジウムは841.90ドル、為替は1$102円38銭前後の値動きで推移しております。