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2014/05/21

《金相場》20日のNY金相場は、小幅ながら値を上げ続伸。中心限月6月物は1トロイオンス1294.60ドル(+0.8ドル)で取引きを終了。米の株式相場が軟調に推移した事を受け、リスク回避姿勢が強まり安全資産として金は買われ値を伸ばした形に。

国内の金はほぼ横ばいながら続落。為替が円高に振れた事で小幅ながら値を下げ買取では1gあたり4,516円(-3円)。国内金は為替との兼ね合いから4営業日値を下げるなど軟調に推移し、4日間の下げ幅では-57円(-1.2%)。


《パラジウム相場》NYパラジウムは大きく値を伸ばし続伸。中心6限月は1トロイオンス825.80ドル(+10.25ドル)と、先週14日相場(828.80ドル)以来1週間ぶりの高値となり、820ドルを超えて取引きを終了。(14日相場は2011年8月(2年9ヶ月)ぶりの高値)。供給の問題が一層深刻化している一方で、世界の自動車販売数が増加している事から、需・供バランスが大きく崩れパラジウムは高騰。先週12日以降中心6限月では800ドルを割っておらず、強気相場の高値圏で推移。今年に入り南アの鉱山ストが発生した事や、ウクライナ問題を巡り、世界最大のパラジウム産出国のロシアが供給を抑制するとの観測から、在庫不足は昨年に対し4倍となり、不足は過去30年来で最大に膨らむ見通し。

国内のパラジウムも為替が円高・ドル安に推移しながらも値を上げ上伸。買取では2,862円と、前営業日に対し+27円となっており、先週15日につけた過去13年来の高値(買取:2,873円/g)に次いで、今年2番目の高値へ。今週に入ってパラジウムは強気相場で推移しており、値を上げた2日間の上げ幅はgあたり+32円と、率では+1.1%となっております。

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金は1トロイオンス1295.90ドル、パラジウムは827.35ドル、為替は1$101円23銭前後の値動きで推移しております。