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2014/03/10

先週末7日のNY金相場は、米の2月の雇用統計が市場予想を上回る内容だった事を受けて3日ぶりに反落し、1トロイオンス1338.20ドル(-13.60ドル)。前日まで高値をつけた反動から、調整による利益確定売りが出た事で金は売られた形に。

国内の金も本日3営業日ぶりに値を下げ反落し、買取では4,612円/g(-36円)。昨年末に値を下げた反動から、年初より買い戻しが入り再び価格水準を切り上げている金は、年初来で+365円と、率でおよそ8%上伸しております。

パラジウムは本日も値を伸ばし小幅ながら続伸。買取ベースでは1gあたり2,683円(+5円)と、前営業日に続き本日も2001年5月9日相場以来の高値を更新。年初からは本日までに+268円(+10%)値を上げており、3月に入ってからはロシア・ウクライナ情勢の不安や、南アフリカのストライキによる供給懸念(何れも世界最大のパラジウム産出国)から、上昇ペースが加速。買取では2,600円を超えるなど、現在一段高で推移しております。

地金は最近の高騰による高値警戒感から、一時調整など利益確定売りなどが出やすく、相場が大幅に値動く場合が御座います。為替相場との兼ね合いからも日相場の価格変動が激しくなっており、場合によっては乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。 

11:50現在の金相場は1トロイオンス1333.45ドル、パラジウムは777.15ドル、為替は1$103円09銭前後で推移しております。